プログラム紹介 [公衆衛生学の3年制博士課程]
学位プログラムリーダー挨拶 [パンフレット]
急速な少子高齢化と高度情報化、頻発する大災害、貧困や社会格差、世界規模で拡大する疾病等により、私たちはさまざまな健康問題に直面しています。これらの問題解決には、既存の学問領域を超えて、人間の生活と健康に関わる多様な学問領域を融合させた学際的連携が不可欠です。「パブリックヘルス学位プログラム」は、この社会的要請に応えて、人間系・体育系・医学医療系の学際系専攻であるヒューマン・ケア科学専攻内に2017年に開設された、国立大学法人で唯一の3年制博士(公衆衛生学)Ph.D.プログラムを発展させたものです。教育学、心理学、体育学、保健学、医学、看護学など多様な学問領域を包括し、さらに国立保健医療科学院との連携大学院による教育研究体制によって、公衆衛生学に関する学際融合の高度な専門知識と研究能力を備えた人材を養成しています。
パブリックヘルス学位プログラムリーダー 市川 政雄
授与する学位
博士(公衆衛生学)〔Ph.D. in Public Health〕
目的
超少子高齢社会や地球規模で直面する多様な健康問題の解決にむけて、公衆衛生学の専門知識および関連領域の学際横断的知識と研究能力を備えた高度な公衆衛生学専門家を養成する。
養成する人材像
公衆衛生に関する高度専門知識と学際的知識および研究教育能力を十分に兼ね備えた人材、公衆衛生行政や地域・学校・職域・国際保健の向上に貢献する人材。
修了後の進路
国内外の大学および研究機関の専門教育研究者、保健医療福祉行政官、保健医療機関の専門管理職。
ディプロマ・ポリシー
- 知の創成力:未来の社会に貢献し得る新たな知を創成する能力
- マネジメント能力:俯瞰的な視野から課題を発見し解決のための方策を計画し実行する能力
- コミュニケーション能力:学術的成果の本質を積極的かつ分かりやすく伝える能力
- リーダーシップ力:リーダーシップを発揮して目的を達成する能力
- 国際性:国際的に活動し国際社会に貢献する高い意識と意欲
- 研究力:公衆衛生学分野における最新の専門知識に基づいて現代的・将来的な研究課題を設定し、自立して研究計画を遂行できる能力
- 専門知識:公衆衛生学分野の先端的かつ高度な専門知識、および関連する諸科学の学際的専門知識
- 倫理観:公衆衛生学分野の研究者にふさわしい倫理観と倫理知識、および専攻する特定の分野に関する深い倫理的知識
- 学際的応用力:公衆衛生学に係る学際的知識と技術を現代的・将来的課題の解決に応用する力
カリキュラム・ポリシー
ヒューマン・ケア科学学位プログラムとの共同による人間系・体育系・医学医療系の多分野横断さらに国立保健医療科学院との連携大学院によって、公衆衛生学に関わる学際融合の専門知識を学び、高度な研究能力、倫理観、課題解決能力を養う教育・研究指導を行う。
アドミッション・ポリシー
求める人材
公衆衛生学関連諸科学やその領域の問題に深い関心を持ち、その科学的解明、課題解決に学際的視点から意欲的に取り組む意識を有すること。また高度な専門的知識と技術を通して様ざまな地球規模の課題解決をめざす人材、国内外で貢献する人材
入学者選抜方針
選抜は、研究・実践・国際連携の能力を中心に、専門および英語の筆記試験、研究計画に基づく口述試験が行われ、総合的に評価する。